東北沢。
俺たち夫婦&家族が8年にわたって住んでいた思い出の場所。長男は生まれてすぐ、ここに住んでいた。そんな東北沢、長男を連れて遊んでいた公園の傍で落語会が開催されていると知ったのは去年のこと。古今亭菊龍師匠の稽古会だ。
今回ようやく念願叶って、行ってきました。「第9回 古今亭菊龍稽古会@東北沢」。渋谷から歩いて帰る際など、変わりゆく小田急線界隈の街並みとともに、東北沢駅周辺の地上風景は目の当たりにしていたのだが、今回新しくなってから初めて東北沢駅に停車&降車。
げげ。地下ホームがこんな感じに!出口がこんな場所に!そんな新鮮な驚きとともに会場へ。
ここはもちろん、かつて知ったる俺の庭。迷うことなくすんなり到着。北沢地区会館、1階奥の大広間へ。
あぁ、菊龍師匠!ツイッターアカウントが自分の写真なので、師匠も俺に気づいてくれたらしく、ヤクルトを差し入れていただいた。恐縮です。他の常連さんからお菓子もらったり何だりして、超アットホーム。
古今亭菊龍:「ナースコール(三遊亭白鳥作)」
古今亭菊龍:「浮世床(夢)」
古今亭菊龍:「蜘蛛駕籠」
師匠のブログを読んでいたので、これまでの経緯はだいたい頭に入っていた。その辺を枕に、白鳥さんとは一線を画す菊龍風「ナースコール」。師匠初の新作なのでしょうか?
それにしても渋い!渋い「ナースコール」。いい!逆に、ものすごく新鮮。
話し手によって、こんなにも違ってくるという素敵な例ではないでしょうか。本当に新鮮。古典の使い手、圓菊一門惣領弟子の大ベテランが!って感じ。こりゃ、すごい化学反応(の序)だ。律儀な師匠は白鳥さんの所に、ちゃんとアゲに行くとおっしゃってました。師匠が掛け続けて、どんどん師匠なりの「ナースコール」になって行く様を思い浮かべると、楽しくなってきちゃいました。
次はお客さんからのリクエストで「浮世床(夢)」。寄席じゃないんで、将棋や本ではなく、夢を。「ナースコール」の後だけに、もんのすごい安心感と安定感。ゆったりした気持ちで、委ねながら聴きました。
最後は「蜘蛛駕籠」で〆。この噺、酔客がエンドレス話で絡んでくる所は「うどんや」と同じ。だが、師匠の酔っ払いぶりが輪をかけて可笑しい。「うどんや」よりもエンドレスでなお可笑しい。
打ち上げにも参加したかったのですが、仕事が…。
毎月第一金曜日に開催とのこと。次回も!そして次回はぜひとも打ち上げにも!(再開発で、お店がどんどんなくなる中、みなさんたちとどこで呑んでいるのでしょうか。「チェリー」はしぶとく、まだ残っているようだけれど)
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加藤カチント (月曜日, 02 6月 2014 15:29)
はじめまして古今亭菊龍さんのファンです。私も東北沢の会によくお邪魔しますが、「ナースコール」を話された日は欠席しました。打ち上げは近くの「きらく」っていう居酒屋でしています。90歳を超えるおばあさんが働く餃子と焼き鳥のお店です。
今月も6月6日(金)19時から、勉強会があります。お時間があれば、是非。
code-name-blog (水曜日, 04 6月 2014 15:26)
加藤カチントさま
コメント有難う御座います。
06/06(金)の菊龍師匠の東北沢の会。行く気満々でしたが、昨日、会議を入れられてしまいました…無念です。残念です。今回は打上げまで参加するつもりでいたので。あーーーーー、くやしい。
東北沢在住歴8年なので「きらく」は知っております。場所だけですが。
ただ、住んで居ながら一度も入ったことがありませんでした。もっぱら「チェリー」などに行っておりました。
あ―――行きたい。菊龍師匠の勉強会&「きらく」打ち上げ…。悔しいです…