【DOURAKUTEI出張寄席】橘家文左衛門・入船亭扇辰「本寸法対決」~じっくり聴いていただきます~@日本橋社会教育会館
強面・豪快キャラながらいざ高座に上がると 繊細かつ緻密な描写で人々を魅了する橘家文左衛門師。古風な佇まい・柔らかな口調そのままに江戸の薫り漂う格調高い高座姿を見せてくれる入船亭扇辰師。各二席。
三遊亭わん丈:「無精床」
橘家文左衛門:「天災」
入船亭扇辰:「阿武松」
-仲入り-
入船亭扇辰:「団子坂奇談」
橘家文左衛門:「猫の災難」
今月の「東京かわら版」に入船亭扇辰師のインタビューが掲載してあった。珍しい噺に挑戦するのは「その方がお客様も喜ばれるし、寄席でも使ってくれるから」だそうだ。好きな噺のひとつに、今日の「団子坂奇談」が書いてあった。確かになぁ。初めて聞いたけど、これは珍しくて良いよ。サゲというかエンディングに意外性があるし、聴いて得した気になる。いやー良かった。先日の国立での「麻暖簾」を80点とするなら、こっちは800点だ。
文左衛門師は面白いんだけど好き嫌いが分かれる気がする。圧があるから、なんとなくちょっと…。ぎらぎら系より、枯れてる系が好きな俺としてはね。先月の三田落語会(行けなかった)のように柳家喜多八・入船亭扇辰二人会とかが垂涎なんだけどなぁ。笑い度外視して、二人して珍しい噺をかけまくる会とかやって欲しい。
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