ハロウィンのクリスマス化

日本で初めてのクリスマスは1552年(天文21年)。現在の山口県山口市において宣教師たちが日本人信徒を招いて降誕祭のミサを行ったのがはじめ。

その後、キリスト教弾圧や鎖国を経て、日本でクリスマスが受け入れられたのは1900年(明治33年)。明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まりました。

1926年(大正15年)12月25日に大正天皇が崩御し、幕を開けた昭和時代。

戦前の休日法は当初から先帝祭を休日に定めていたため、1927年(昭和2年)3月4日に当時の休日法「休日ニ関スル件」が改正され、大正天皇祭(12月25日)が設定されました。クリスマスの習慣は休日だったこの時代に広く普及したとされています。※ウィキペディアより

つまり乱暴に想像すると、クリスマスが上陸してから約375年かけて日本では当然の習慣になったと。

今夜はハロウィーンです。

いまはアングロ・サクソン系諸国と同じほどには習慣化していませんが、クリスマスだって当時の庶民からしたら「なんじゃこりゃ?」だったはず。いつかクリスマス級に完全な習慣として日本に浸透する日が来る。と考えるのは想像に難くありません。

2020年でしょうか、2050年頃でしょうか。はたまた2100年ころでしょうか。いつの日かハロウィ~ンはクリスマス級に日本に浸透し、ますます当然のイベントになっていくのかも知れません。

2050年10月31日の夜には大勢の日本人が南瓜や蕪でジャック・オー・ランタンを作り、魔女やお化けに仮装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート!」と唱えまくっているのかも知れません。