参加型ドラマ

明日の深夜に2回目のある『深夜食堂2』。2話目のタイトルは「唐揚げとハイボール」。想像しただけで腹が鳴りそうです。

ところで「深夜食堂」がいいのは、なんと言っても、観る者に想像させる余地を残しておいてくれるところです。

最近のドラマは説明過多でいけません。これでもか、これでもかと説明台詞のオンパレード。ドラマだけじゃなく、映画もだけど。

作り手の押し付けがましい説明など不要なんです。(ただし、最低限度の説明と説明過多の境界線は微妙なので細心の注意が必要だけれど。下手すりゃ理解不能な自己満足演出になっちゃうし。)

観客が想像する余地=観客が参加する余地 なんだろうと思う。

そういう意味で「深夜食堂」は現代風のドラマだ。参加型ドラマだ。ある意味、SNS的ドラマなのだ。

 

視聴者参加ドラマというと、オンデマンドとかインタラクティブなどという表層的な仕掛けやテクニックしか思い浮かばない浅薄な作り手の人たちが、見習うべき余地の多いドラマなのだ。