あラやしきスペシャル@町屋

あラやしきスペシャル@町屋

 

春風亭一猿:「弥次郎」

柳家小太郎:「首提灯」

春風亭一蔵:「転宅」

―仲入り―

春風亭一蔵:「のめる」

柳家小太郎:「不動坊」

 

初めていった「あラやしき」しかも、今回は年に一度のスペシャル版。来年から「あラやしき」は、この町屋ムーブで行うそうです。

 

前座は一猿さんで「弥次郎」。期待の前座さん。でも、時計をちらちらちら見するところがなければなぁ、もっとなぁ…。そこだけ残念。

 

小太郎さんは「首提灯」。グロい噺をグロく見せないところが、この噺の真骨頂。怪談噺好きってイメージがあったからだろうか。俺の中では若干のグロさ払拭できず。難しい噺なのではないかと推測。小太郎さんは、この手の馬鹿馬鹿しいナンセンスな(落語らしい)ネタが好きなのだろう。

 

久しぶりに聞いた一蔵さん。「転宅」。なんか上手くなってたなぁ。すごいな。一蔵さんのおかみさんが、おかみさんにみえる。京塚昌子に。そして、相変わらず声量は落語界随一。マイク不要。マイクあり会場で最前列は、ちとキツイのではないか、ってくらいの音声量。マイクなしの「くがらく」でもまったく問題はないだろう。

 

特製手ぬぐい50本があっという間に完売の仲入り挟んで、一蔵さんの「のめる」。さらに音量アップ!だけれども、緩急の付け方とか上手いわぁ。「転宅」よりも、聴き入る。

 

トリは小太郎さんの「不動坊」。うれしさで気もそぞろの吉公の一人きちがいっぷりが笑える笑える。お見事な一席。

 

はねてからは、くがらくメンバー・常連さんたちと、焼き鳥と馬肉を肴に、いっぱい「呑める」。

 

12月10日の「とうとうひとり」にも行きたいなあ。